中教研保健体育部会

令和2年度活動報告および令和3年度活動計画


1.令和2年度活動報告

〇新型コロナウィルス感染防止対策のため、5月の保健体育専門部総会は、紙面開催となりました。その後の感染拡大により、10月の福島県中教研協議会県北・相双大会を含め一切の活動が中止となり、令和3年度に延期となりました。

 

2.令和3年度の活動計画

〇副主題と研究の概要

 平成29年度の保健分野の研究においては、学校の実態に応じて、自らの健康を適切に管理、改善していく思考力や判断力を育成するための保健学習の指導方法について研究をしました。ICT機器を効果的に活用したことで、生徒の学習意欲を高める導入や基礎的な内容を身に付けさせるための動機付けにつながりました。しかし、知識の習得を図るとともに、思考力・判断力の育成につながる授業形態を工夫することや、個人生活を振り返り、運動と健康が密接に関連していることの理解を深める指導の工夫等に課題が残りました。

以上の理由から、研究副主題を「自他の健康についての課題を発見し、解決に向けて思考を深め、よりよく解決する資質や能力を育む指導の工夫~保健分野~」と設定しました。

 

〇令和3年度の研究の内容と方法

 保健分野の3年間の指導計画を見直し、自他の健康についての課題を発見し、解決に向けて思考を深め、よりよく解決する資質や能力を育むとともに、明るく豊かな生活を送ることができる態度を育成するための保健学習の指導方法について研究を進めていくこととしました。

 

(1)研究内容

 ア  自他の健康課題を発見し、よりよく解決するための指導方法の工夫について

 イ  考えたことを他者と伝え合う活動を通して、自己の考えを深める学習過程の工夫について

 ウ  保健に関する専門的な知識を有する教職員や関係機関職員等を効果的に活用する指導について

(2)研究方法

 ア  主題研修会、主題研修報告会を通して、副主題及び研究内容について共通理解を図り、各支部の実態に応じた研究を推進する。

 イ  支部ごとに研究内容の焦点化を図り、実態把握-仮説検証-考察の過程を踏まえて推進する。

 ウ  県研究協議会提出資料は、副主題にせまるために、どのように授業の改善を図ったか、指導の意図、生徒の活動や変容がわかるまとめ方とする。

 

〇県中教研県北・相双大会保健体育部会

  ・ 期日 令和3年10月7日(木)

  ・ 会場 福島市立北信中学校

 設定されている副主題について、各支部の研究成果を持ちより、全県的な視点で研究協議を行います。会場の福島市立北信中学校は、福島市の北部に位置し、東側には阿武隈川が流れ、国道4号線、西側には東北自動車道などの幹線が通っています。生徒数は現在746名(1年:8学級、2年:8学級、3年:7学級、特別支援:2学級)の県内有数の大規模校です。そのため豊富で多種多様な人材に恵まれ、部活動や学習に対して積極的な取組がなされています。